
▲ブルーインパルス飛行イメージ(出所:コスモエネルギー)
荷主コスモエネルギーホールディングスは10日、グループ会社のコスモ石油マーケティング(東京都港区)が航空自衛隊のブルーインパルスに対し、国内初の大規模生産による国産SAF(サフ)を供給したと発表した。供給は関西国際空港で実施され、展示飛行は大阪・関西万博の開幕日である13日12時頃に、万博会場上空で行う。
供給されたSAFは、堺市のコスモ石油堺製油所内にある国内唯一の大規模製造プラントで生産されたもので、国際的な持続可能性認証である「ISCC CORSIA認証」と「ISCC EU認証」を取得している。SAFの製造は、コスモ石油、日揮ホールディングス、レボインターナショナルの3社が出資するSAFFAIRE SKY ENERGY(横浜市西区)が担い、供給は今回が第1号となった。
同社は2050年カーボンネットゼロの実現に向け、廃食用油の再利用や市民回収の取り組みを展開しており、航空燃料物流での脱炭素化の実践例としても注目されている。国産SAFの供給は、脱炭素社会の実現に向けた象徴的な取り組みと位置付けられ、今後の航空業界での持続可能な燃料の普及拡大に寄与する。
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