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新大阪‐広島‐博多間で新幹線即日配送を開始へ

2025年6月13日 (金)

サービス・商品JR西日本は13日、ジェイアール西日本マルニックス(大阪市淀川区)と「新幹線荷物輸送による緊急輸送サービス」始めると発表した。両社は7月1日から新大阪・広島・博多の各駅間で法人顧客向けの「当日受付・即日配送」の実証実験を開始。駅までの集荷や駅からの配送はオプションで受け付ける。

同社グループはこれまで、「企業・地域との共創価値の実現」や「地域活性化への貢献」を目指して新幹線などを活用した荷物輸送サービスを展開してきた。新サービスによって「今すぐ早く確実に運びたい」要望に応えるとしている。

新サービスの名称は「荷もっシュッ! Quick」。即日性を重視した緊急対応をアピールする。荷もっシュッ!は、列車による速達性や利便性を込めた造語で、今後は荷物輸送サービス全体の名称として活用する。緊急輸送サービスには「荷もっシュッ! Quick」を冠し、定期・スポット輸送には荷もっシュッ!を用いる。

▲輸送イメージ(クリックで拡大、出所:JR西日本)

サービス内容は、対象となる山陽新幹線は新大阪・広島・博多の相互間。日中に発車する「みずほ号」「さくら号」を利用する。1列車あたり5箱まで同一料金で受け付け、5箱輸送の場合、新大阪-広島間で3万7000円、広島-博多間で3万円、新大阪-博多間で6万7000円の基本料金(税抜)を設定する。定期・スポット輸送は1回1万5000円から利用でき、緊急輸送とは利用人数や利用列車等の条件で金額が異なる。

同社グループは「中期経営計画2025」で「新たな事業の創出」と「サステナビリティ経営」を掲げている。今後は2024年問題など変化する物流需要に応え、JR他社とも連携し地域活性化を目指す。新幹線による緊急輸送サービスは社内「アイディア公募制度」から生まれた。社員発案の事業化を重視する姿勢を示した。今後も社員のアイディアからイノベーションを推進し、持続的な価値創造を狙うとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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