M&A商業施設や店舗の企画・設計・施工を手掛けるラックランドは23日、宅地開発や運送事業などを手掛ける両備ホールディングス(岡山市北区)と建設分野で業務提携すると発表した。
ラックランドは、業務用冷蔵庫の卸販売とメンテナンスの会社として1970年に設立。建築設備の設計、施工、メンテナンスへと事業を拡大し、現在は店舗施設や商業施設、食品工場、物流倉庫などの企画から設計、施工まで手掛けている。
一方、両備HDは社内カンパニー制を取り、分譲マンション、宅地分譲やホテル・オフィス開発などの不動産・建設事業からバス事業、運送・倉庫事業、商業施設・スーパー運営など幅広い事業を展開している。
両社の間では、両備HDが岡山市北区で運営する大型複合施設「杜の街グレース」内の総合ウェルネスクラブ整備で、ラックランドが設計・施工を担当した実績がある。また、ラックランドは一部のシステム開発や、倉庫業務を両備HDのグループ会社に委託している。
今後、両社は適切な設計施工体制を構築するため、人員の確保やコストの抑制、工法や管理手法の研究などで協力。互いの協力会社網や仕入れルートも活用しながら、事業の拡大を図る。また、DXによる業務効率化や管理手法の開発も共同で進めていく。
正式な契約締結は来月を予定しており、具体的な取り組みについては、5月以降、両社で協議を進めていくとしている。
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